パーキンソン病は腸から始まるのか──異常タンパク質が脳へ広がる経路をマウスで確認

パーキンソン病は、特定のタンパク質が本来とは異なる形に変化し、神経の働きを妨げることで発症すると考えられています。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学医学部を中心とする研究チームは、パーキンソン病と強く関係する「αシヌクレイン」というタンパク質に注目し、病気の始まりが腸にある可能性をマウスで検証しました。
実験では、異常な形で固まったαシヌクレインを、マウスの胃の出口付近や十二指腸の筋肉層に入れ、その後の変化を時間を追って観察しました。
その結果、腸で起きた異常が、脳と胃腸をつなぐ長い神経である迷走神経を通って、脳へと広がっていく様子が確認されました。
重要なのは、この変化が一気に脳全体で起きるのではなく、まず脳の深い部分から始まり、徐々に別の領域へ広がっていく点です。
研究に関わったラドバウド大学医療センターの神経内科教授、バス・ブルーム(Bas Bloem)氏は、この広がり方を「浴槽に水が少しず…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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