LRRK2変異と免疫の深い関係 パーキンソン病の新たな治療標的が見えてきた

パーキンソン病は、ドパミンを作る神経細胞が失われることで運動機能に障害が出る進行性の神経変性疾患です。
これまで研究の中心は「神経細胞そのもの」でしたが、今回の研究は、免疫系が病気の進行に重要な役割を果たしていることを示しました。
研究チームは、パーキンソン病の代表的な原因遺伝子であるLRRK2変異に注目し、血液と脳脊髄液中の免疫関連物質を詳細に解析しました。
対象は、LRRK2変異を持つ人・持たない人、それぞれについて、パーキンソン病の有無を含めた計651人の血液と129人の脳脊髄液です。
その結果、LRRK2変異を持つ人では、血液中でSDF-1αやTNF-RIIといった炎症関連物質が増加している一方、脳脊髄液では免疫を調整する物質が低下していることが分かりました。
つまり、体の外側(血液)では免疫が活性化し、脳の中では逆に免疫が弱っているという「場所ごとの免疫のズレ」が起きていたのです。
さらに…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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