「歩いて曲がる動き」に注目 パーキンソン病リスクを約9年前に察知できる可能性

廊下を歩いて向きを変える――そんな何気ない動作が、将来のパーキンソン病リスクを映し出しているかもしれません。
ドイツで行われた10年に及ぶ追跡研究で、歩行中の「曲がる速さ」が、パーキンソン病発症のかなり早い段階から変化している可能性が報告されました。
この研究では、50歳以上の成人1,051人を対象に、単一の小型センサーを腰の下部に装着し、20メートルの廊下を歩いてもらう検査を長期にわたって繰り返しました。
計測したのは、曲がる角度、所要時間、そして「最大角速度」と呼ばれる、曲がる瞬間の最も速い動きです。
解析の結果、後にパーキンソン病と診断された人たちは、診断のかなり前から「最大角速度」が徐々に低下していたことが分かりました。
推定では、その低下は平均で診断の約8.8年前から始まっていたとされています。
歩行自体は問題なく、本人も自覚しにくい段階でも、曲がる動きの“キレ”が少しずつ失われていたのです…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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