断食しすぎは危険――低血糖が脳変性を悪化させる最新研究

近年、断食やカロリー制限は「老化を遅らせる」「健康に良い」と注目されています。
しかし最新の研究は、やり過ぎた断食が脳に深刻な負担を与える可能性を示しました。
韓国科学技術研究院などの研究チームは、長時間の飢餓によって起こる低血糖が、脳内で神経変性に似た変化を引き起こすことを動物実験と細胞実験で明らかにしました。
研究では、24~72時間の断食を行ったマウスで血糖と脳内のブドウ糖が大きく低下し、大脳皮質や海馬、小脳でβアミロイドやリン酸化タウの増加、星形膠細胞やミクログリアの活性化が確認されました。
これはアルツハイマー病やパーキンソン病などで見られる変化と重なります。
仕組みとして注目されたのが、SRFとMRTF-Aという転写因子です。
低血糖になると神経細胞は生き延びるため、細胞外基質を分解してアミノ酸をエネルギー源として使う「代謝の切り替え」を行います。
しかしその代償として、尿素やアンモニアとい…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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