英文学者・小川公代が綴る介護の7年 母のパーキンソン病と「ゆっくり歩く」

英文学者で「ケアの倫理」を論じてきた小川公代さんが、新刊『ゆっくり歩く』(医学書院)で、パーキンソン病を患う母を7年間介護した日々を振り返りました。
小川さんは当初、研究者は客観的であるべきだという思い込みから、私的な体験を本にすることに迷いがあったといいます。
しかし編集者の白石正明さんに背中を押され、食事や会話といった「些細な断片」こそがケアの本質に触れると気づき、母とのやり取りをメモや録音で残しながら書き進めたと語ります。
会話を和歌山弁のまま載せたのも、空気感や関係性を損なわないためでした。
転機として印象的なのが、病院で検査の合間に立ち寄ったスターバックスでの時間です。
仕事に追われ「止まったら終わり」と走り続けてきた小川さんが、平日の昼間に母と紅茶やスコーンを味わうことで、生き方を問い直すきっかけになったといいます。
介護を通じて、小川さんは「気にかける」だけでなく、手をつなぐ、荷物を持つ…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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出典

  • 好書好日 (樺山美夏 (Mika Kabayama) / 2025-12-18)
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