アストロサイト異常活性化の“黒幕”発見:スフィンゴミエリンが神経変性疾患を促進する可能性

千葉大学の研究グループは、神経変性疾患で共通して見られる“アストロサイトの異常活性化”が、脂質スフィンゴミエリンによって促進されることを突き止めた。
アストロサイトは脳の恒常性維持に不可欠な細胞だが、IL-1αやTNF-αなどの炎症性刺激を受けると反応性アストロサイトへと変化し、炎症性サイトカインを放出して神経細胞死を誘導する。
本研究では、スフィンゴミエリンが増えるとNF-κBシグナルが過剰に活性化し、アストロサイトの炎症反応が加速することが示された。
さらに、スフィンゴミエリン産生阻害によりHDAC1およびHDAC3発現が上昇し、NF-κB構成因子p65のアセチル化が抑制されることも判明。
これにより炎症惹起経路の活性が低下し、アストロサイトの暴走が抑えられた。
アルツハイマー病患者脳ではスフィンゴミエリン増加が既に報告されており、本成果は脂質代謝異常が神経変性の進行を引き起こす可能性を裏付ける…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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出典

  • PRTIMES (PRTIMES編集部 / 2025-12-04)
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