ミトコンドリア障害がパーキンソン病の発症原因となる決定的証拠が蓄積

グラッドストーン研究所(Ken Nakamura博士ら)の最新研究により、パーキンソン病で長年議論されてきた「ミトコンドリア障害は原因なのか、それとも結果なのか」という問題に重要な進展が生まれた。
Science Advancesに掲載された本研究は、CHCHD2変異を持つマウスにおいて、ミトコンドリアの膨張・形態崩壊→通常のエネルギー代謝の停止→代替的で非効率な糖代謝への移行→活性酸素(ROS)の増加→αシヌクレイン凝集という一連の病理過程を時間軸で直接観察した点が画期的である。
特に、ROS上昇がαシヌクレイン凝集に先行することが明確となり、「酸化ストレスが凝集の引き金になる」という仮説を裏付けた。
また、豪シドニー大学との共同で行われたヒト剖検脳解析でも、CHCHD2が初期のαシヌクレイン凝集体に蓄積していることが確認され、動物モデルの知見がヒト病態にも一致することが示された。
研究チームは…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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