糖尿病薬でパーキンソン病の進行を抑制──腸内免疫を介した新たな治療の可能性

韓国・延世大学医科大学とセブランス病院の研究チームが発表した最新研究により、糖尿病治療薬「DPP-4阻害剤(シタグリプチン)」がパーキンソン病の発症と進行を抑制できる可能性が明らかになりました。
研究成果は国際学術誌『Gut』(インパクトファクター26.2)に掲載されました。
パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患で、脳の黒質におけるドーパミン神経細胞の減少と、異常タンパク質「αシヌクレイン」の蓄積が主な原因とされています。
研究チーム(鄭承鎬〈Jeong Seung-ho〉教授、金延珠〈Kim Yeon-joo〉博士、李弼休〈Lee Pil-Hue〉教授)は、腸内で発生したαシヌクレインが迷走神経を通って脳に到達し、病変を広げるという「腸脳軸仮説」に注目。
実験では、神経毒ロテノンを投与してパーキンソン病モデルマウスを作成し、同時にシタグリプチンを投与したところ、腸内での炎症反…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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