柳沢正史教授「睡眠の可視化」とオレキシン

2025年のノーベルウィークで日本から2分野の受賞が生まれる中、来年以降の有力候補として名前が挙がる一人が、オレキシンを発見した筑波大学の柳沢正史教授です。
柳沢教授は1998年、テキサス大学在籍時に新規脳内物質としてオレキシンを同定。
翌1999年には、オレキシンを作れないマウスで突然の入眠など睡眠障害が起こることが示され、覚醒と睡眠を制御する鍵物質であることが明確になりました。
のちにスタンフォード大学のエマニュエル・ミニョー教授らが、ヒトのナルコレプシーでもオレキシン欠乏が関与することを突き止め、領域の注目が一気に高まりました。
現在、オレキシンの働きを応用した不眠症治療薬は大手各社から上市され、ナルコレプシー患者の覚醒維持を助ける新薬も登場が見込まれます。
とはいえ、睡眠は依然として「未解明」が多い分野です。
運動すると眠りが良くなる事実は知られていても、脳内で何が起きているのかは十分解明さ…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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