タウ凝集の「可逆的前駆体」を発見 発症予防に道

東京都立大学大学院理学研究科の高橋知未(博士後期課程)・栗田玲教授の研究グループは、東京都医学総合研究所・野中隆氏、東京大学薬学系研究科・富田泰輔教授らとの共同研究で、アルツハイマー病の進行に関与するタウタンパク質の凝集初期段階に「前駆体クラスター」と呼ばれる可逆的構造が存在することを発見しました。
<br><br>タウタンパク質は神経細胞の骨格維持を担う一方、異常に集まると神経変性を引き起こします。
研究チームは、ヘパリンを添加したタウ溶液をX線小角散乱(SAXS)で解析し、数十ナノメートル規模のクラスター形成を確認。
このクラスターは線維とは異なり、塩化ナトリウムを加えることで崩壊し、線維化が著しく遅延することを示しました。
<br><br>この可逆的な中間体は「治療的に狙いやすい段階」として注目され、タウ線維化の抑制やアルツハイマー病発症予防の新たな標的になる可能性があります。
研究成果は20…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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