睡眠障害には「薬より認知行動療法」 世界メンタルヘルスデー2025に考える

10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にあわせて、現代日本における睡眠障害と治療法の課題が再注目されている。
国内では生涯に5人に1人が精神疾患を経験し、睡眠障害は3人に1人が悩むとされる。
寝付きが悪い「入眠困難」や夜間覚醒、早朝覚醒などが3カ月以上続く場合、治療介入が必要だ。
<br><br>従来の日本では睡眠導入剤が第一選択とされてきたが、依存性や耐性の問題から、近年は認知行動療法(CBT for Insomnia=CBT-I)が国際的なスタンダードとなっている。
統合解析では、CBT-I単独群の寛解率が薬物療法群より約1.8倍高く、治療からの脱落率も最も低かった。
つまり、薬に頼らずとも「ぐっすり眠れる」回復が科学的に確認された形だ。
<br><br>CBT-Iの中核をなすのが「睡眠制限法(SRT)」である。
睡眠時間とベッドタイムを記録し、睡眠効率が80%未満なら就床時間を15分短縮、90%…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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