パーキンソン病患者に潜むアルツハイマーの前兆を発見

研究では、認知症の兆候がないパーキンソン病患者89人を対象に、診断年齢73歳未満と73歳以上の2群に分け、脳脊髄液(CSF)中のアミロイドβを測定しました。
その結果、後者の高齢群では30.6%がアミロイド陽性で、若年群(10.0%)を大きく上回る数値となりました。
一方で、両群の陽性率は一般高齢者集団より低く、パーキンソン病がアルツハイマー病関連の病理進行を独自に変化させる可能性も示されました。
研究チームは、パーキンソン病ではアミロイドが「静かに蓄積する期間」が短縮され、健常から認知症への移行が加速される恐れがあると指摘しています。
また、アルツハイマー病の別の生物学的マーカーであるタウタンパク質の加齢関連変化も確認されました。
今回の知見は、パーキンソン病患者に対する早期スクリーニングの必要性を強調し、将来的な疾患修飾療法の開発を促す契機になると期待されています。

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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