診療所の1割が「低価値医療」 薬剤費1千億円超の無駄も

筑波大学などの研究チームは、日本の診療所で提供される医療行為の約1割が「低価値医療」であることを明らかにしました。
これは患者にとってほとんど、またはまったく効果がないとされる医療で、年間で約1千億円もの医療資源が無駄に消費されていると推計されています。
研究は、3千カ所の診療所での250万人以上の外来患者の診療データを分析。
対象の10.9%にあたる約27万7千人に、約43万6千件の低価値医療が施されていたことが分かりました。
代表的な例は、風邪に対する去痰薬(全体の40%)、抗菌薬(同29%)の処方で、その他には腰痛への硬膜外注射、せき止め薬コデイン、神経障害性疼痛治療薬プレガバリンの処方が続きます。
これら5項目だけで全体の96%を占めており、慢性的に処方されがちな実態が浮かび上がりました。
特に風邪に抗菌薬を処方することは、薬剤耐性菌の出現という深刻なリスクを伴います。
今回の研究…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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