咳止め薬アンブロキソールに認知症進行抑制の可能性

カナダ・ロンドンにあるセントジョセフ医療研究所の研究チームが、欧州で50年近く使用されている咳止め薬「アンブロキソール(Ambroxol)」を用いた臨床試験で、パーキンソン病に伴う認知症の進行を抑える効果が期待できると発表しました。
この試験は55人の患者を対象に12か月間実施され、記憶機能や精神症状、そして脳細胞の損傷を示す血液マーカー「GFAP」の変化を追跡しました。
その結果、プラセボ(偽薬)を服用したグループでは精神症状が悪化し、GFAPの値が上昇した一方、アンブロキソールを服用したグループでは症状が安定し、GFAPも上昇しなかったことが判明しました。
特に、GBA1遺伝子に変異を持つリスクの高い参加者では、認知機能の改善も報告されました。
この薬は呼吸器疾患の治療薬として欧州では広く市販されており、安全性も高いとされますが、カナダやアメリカでは未承認です。
研究を主導したスティー…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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