ロシュ社の新抗体薬、初期パーキンソン病に向け第III相試験へ進展

スイスの製薬大手ロシュは、開発中の抗αシヌクレイン抗体薬「プラシネズマブ」を、初期パーキンソン病患者を対象とした第III相臨床試験へ進めることを決定しました。
この判断は、586人を対象に実施された第IIb相PADOVA試験およびその長期オープンラベル拡張試験(OLE)に基づくもので、運動機能の低下を遅らせる傾向が認められたこと、ならびに安全性プロファイルが良好だったことが背景にあります。
試験では、症状が安定している早期のパーキンソン病患者に対し、4週間ごとに静脈内投与を行い、少なくとも76週間にわたり追跡しました。
主要評価項目である「運動機能進行までの時間」では統計的有意差は得られなかったものの、全体で有望な傾向(HR=0.84, p=0.0657)が観察されました。
特に、被験者の75%を占めるレボドパ治療中の患者群では、統計的に有意な改善効果(HR=0.79)が報告されました…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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