夢の中で暴れる?REM睡眠行動障害はパーキンソン病の前兆

REM睡眠行動障害(RBD)は、夢を見ている間にその内容を実際に体で演じてしまう疾患で、かつては稀な睡眠異常とされていましたが、現在では神経変性疾患の前兆として重要視されています。
通常、REM睡眠中は筋肉が弛緩し体が動かなくなる「筋無力状態」になりますが、RBDではその抑制が失われ、寝ている間に手足を振り回したり、暴力的な行動をとったりすることが報告されています。
診断には一晩の睡眠検査(ポリソムノグラフィー)が必要で、REM睡眠中の筋緊張を記録することで確定します。
中でも、特定の原因が見当たらない「特発性RBD」の患者は、今後10年以内にパーキンソン病やレビー小体型認知症(DLB)を発症するリスクが高いとされており、RBDは最も信頼性の高い神経疾患の前兆バイオマーカーの一つと考えられています。
治療では、まず患者本人とパートナーの安全を守るための環境整備が重視されます。
ベッド周囲の…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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