豪州初、ドーパミン神経細胞を移植する臨床試験が始動
オーストラリアで、幹細胞から作ったドーパミン産生神経細胞を脳へ移植するパーキンソン病の臨床試験が始まりました。「Next Generation」と呼ばれる研究で、オーストラリアから15人が参加し、米国とカナダの患者を含む国際的な試験として5年間追跡します。パーキンソン病ではドーパミンを作る神経細胞が徐々に失われます。今回の研究では、その細胞を外から補うことで、振戦や動作のしにくさなどが改善するかを調べます。参加者の半数には対照となる処置を行い、最初の18カ月から変化を評価する計画です。
細胞移植は、現在の薬で不足したドーパミンを補う方法とは異なり、ドーパミンを作る神経細胞そのものを脳内に補充しようとする研究です。そのため将来の新しい治療法として期待されています。一方、記事では「病気の進行を遅らせる」可能性にも触れていますが、現時点で進行抑制効果が証明されたわけではありません。移植した細胞が長期間働くのか、症状改善がどの程度続くのか、安全性に問題がないかなどを慎重に確認する必要があります。患者に広く提供される治療ではなく、現在は有効性と安全性を確かめる臨床試験の段階として受け止めることが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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