パーキンソン病の母との7年 「生産性」で測らないケアを
英文学者で上智大学教授の小川公代さんは、パーキンソン病を患う母親に寄り添った7年間の経験を通じて、「ケア」を社会の問題として考えるようになったと語っています。母親が病気になり、体を自由に動かせず日常生活を営むことや収入を得ることが難しい人が直面する大変さを、身近な現実として知ったといいます。その経験は著書『ゆっくり歩く』にもつながりました。小川さんは、電車で立っていることさえ難しい人など、外見からは困難が分かりにくい人の声にも耳を傾ける必要があると指摘しています。
パーキンソン病では症状が進むにつれて、これまで一人でできていたことに支援が必要になる場合があります。しかし、できることの量や仕事の生産性が変化しても、その人自身の価値が変わるわけではありません。患者本人の声だけでなく、家族や介護者の経験にも目を向け、必要な支援を社会全体で考えることが大切です。病気や障がいの有無にかかわらず、それぞれのペースで生活し、人との関係を保ちながら暮らせる環境を整えることが、安心して年齢を重ねられる社会にもつながります。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。