パーキンソン病の進行抑制へ 二つの標的を狙う新薬候補
韓国のSKバイオファームは、バイオベンチャーのファーストバイオテラピューティクスから、パーキンソン病の新薬候補物質を導入すると発表しました。最大4308億円規模とされる契約で、世界での独占的な開発・商業化権を取得します。候補物質は飲み薬として開発される低分子化合物で、「Type 2 LRRK2」と「c-Abl」という二つの標的を同時に抑えることを目指しています。LRRK2の過剰な活性は神経細胞の機能低下に、c-Ablの活性はパーキンソン病の病理に関係するαシヌクレインの蓄積に関与すると考えられています。
注目したいのは、震えや筋肉のこわばりなどを和らげるだけでなく、病気の進行そのものを遅らせる「疾患修飾治療(DMT)」を目標としている点です。二つの仕組みに同時に働きかけることで、複雑なパーキンソン病の病態にアプローチする考え方です。ただし、現段階ではあくまで新薬候補であり、患者への有効性や安全性が確認された治療薬ではありません。今後、基礎研究や臨床試験を通じて効果と安全性を慎重に確かめる必要があります。病気の進行を抑える治療を目指す新たな研究開発の一つとして、今後の動向が注目されます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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