喫煙とパーキンソン病の意外な関係 一酸化炭素に新たな手がかり
喫煙者では非喫煙者よりパーキンソン病の発症率が低い傾向があることは、これまで複数の研究で報告されてきました。英国の医師3万人以上を65年間追跡した研究では、喫煙者の発症リスクが一度も喫煙したことのない人より30~40%低いという結果も示されています。今回の新たな研究では、この不思議な関連を説明する候補の一つとして、たばこの煙にも含まれる「一酸化炭素」が浮上しました。パーキンソン病では、脳内でドーパミンを作る神経細胞が弱ったり失われたりすることが症状と深く関係しています。
ここで重要なのは、研究結果を「喫煙するとパーキンソン病を予防できる」と受け取らないことです。喫煙には、がんや心血管疾患、呼吸器疾患など多くの健康リスクがあります。また、喫煙とパーキンソン病の逆相関だけでは、喫煙そのものが発症を防いでいるとは証明できません。注目すべきなのは、一酸化炭素などが神経細胞にどのような仕組みで作用するのかを解明することで、たばこの有害性とは切り離した安全な治療法や予防研究につながる可能性がある点です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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