「競技中は病気を感じない」パーキンソン病とホッケー
若年発症パーキンソン病と診断されて10年になるリシェル・フラナガン(Richelle Flanagan)さんが、57歳で再びアイルランド代表のユニホームを着て、ベルギーで開かれたマスターズ・ホッケーのワールドカップに出場しました。6試合で3得点を挙げ、「ピッチに立つとパーキンソン病ではないように感じる」と話しています。
日常ではパソコンのマウスをクリックしたり文字を入力したりすることに苦労する一方、ホッケースティックを持つと滑らかに動けるといいます。神経内科医のデビッド・ブラッドリー(David Bradley)医師は、こうした現象の一部を「逆説性運動」と説明しています。視覚や音の合図、十分に練習した動作、強い感情などをきっかけに、一時的に普段より動きやすくなることがあります。
ただし、逆説性運動はすべての人に起こるわけではなく、好きなスポーツをすれば症状が消えるという意味でもありません。フラナガンさん自身も薬を飲む時間が遅れた試合では動きにくくなり、37度の暑さの中ではめまいを経験しました。
運動はパーキンソン病の運動機能、バランス、体力や生活の質を支える重要な取り組みですが、病気の進行を確実に遅らせると断定できる段階ではありません。大切なのは競技の種類そのものより、安全性を確保しながら本人が楽しみ、続けたいと思える活動を見つけることです。治療と自分らしい生活の両方をどう守るかを考える姿が印象的です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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