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9人の「スーパー提供者」からiPS細胞 移植治療へ基盤づくり

ノルウェーのオスロ大学などが、将来の再生医療に使うiPS細胞を保存する「Norwegian Biobank of iPS Cells for Clinical Application(NIBCA)」を整備しています。特徴は、多くの人に移植した際に免疫反応が起こりにくい遺伝的特徴を持つ「スーパー提供者」を選び、その皮膚細胞からiPS細胞を作ることです。

最初の目標は9人の提供者で、これまでに7人から皮膚細胞を採取しました。研究チームによると、9人の細胞でノルウェー系人口の半数以上をカバーできる可能性があります。細胞は遺伝子変化などを厳しく調べ、安全性を確認したうえで保存されます。

パーキンソン病への応用では、iPS細胞からドーパミンを作る神経細胞の前段階となる細胞を作り、神経細胞が失われた脳の領域へ移植する方法が想定されています。同様の細胞移植研究はスウェーデンなどですでに進められており、NIBCAの細胞も将来こうした治療研究に利用できるとしています。

ただし、細胞バンクが完成すればすぐにパーキンソン病を治療できるという意味ではありません。移植細胞の安全性、免疫反応、適切な対象患者、長期的な効果など、確認すべき課題が残っています。一方、あらかじめ品質管理された細胞を用意する仕組みは、患者ごとに一からiPS細胞を作る方法とは異なる再生医療の基盤として注目されます。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • News-Medical (University of Oslo, Faculty of Medicine / 2026-09-16)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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