パーキンソン病と生きる2人を描く映画 当事者の経験を脚本に
パーキンソン病と同じ日に診断された2人の交流を描く映画「Onwards and Sideways」が、トロント国際映画祭で世界初上映されました。主人公は小学校教師のトニーと、作曲家・音楽家のエマ。診断をなかなか周囲に伝えられないトニーと、バレエ教室への参加や学校での講演に踏み出すエマという異なる向き合い方が描かれます。
脚本を手がけたポール・メイヒュー=アーチャー(Paul Mayhew-Archer)は2011年からパーキンソン病と暮らしており、当事者としての経験が作品に生かされています。映画には運動症状だけでなく、睡眠中に夢に合わせて体を動かす症状や、薬の影響で悪化することがある衝動制御の問題なども登場します。
こうした描写は、パーキンソン病が震えや歩きにくさだけの病気ではないことを知るきっかけになります。ただし、映画の登場人物の経過や「診断後に良好に過ごせる年数」などの設定を、すべての患者に当てはめることはできません。病気の進行や治療への反応には大きな個人差があります。
作品で印象的なのは、病気だけを中心に人物を描いていない点です。仕事、友情、恋愛、ユーモアなど、診断後にも続いていく人生そのものに目を向けています。こうした作品が、患者を病名だけで捉えず、一人の生活者として理解する機会を広げることが期待されます。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。