パーキンソン病で「コントラスト感度」が低下 見え方に注意
パーキンソン病では運動症状だけでなく、視覚機能にも変化が現れることがあります。スペイン・バレンシア大学などの研究チームは、パーキンソン病患者61人と同年代の健康な61人を比較し、明るさやまぶしさを変えながら「コントラスト感度」を測定しました。これは、背景と対象物のわずかな明暗差を見分ける力です。
その結果、視覚感度が高くなる6 cycles/degreeという条件では、パーキンソン病の人は明るい場所、薄暗い場所、まぶしさを加えた環境のすべてでコントラスト感度が有意に低下していました。研究者は、通常の明るい環境だけでなく、薄暗い条件などでも評価する必要があるとしています。
コントラスト感度が低下すると、読書、顔の認識、段差や物の輪郭の確認などが難しくなる可能性があります。パーキンソン病では歩行やバランスの問題も起こり得るため、見え方の変化が重なると日常生活での移動にも影響することが考えられます。
ただし今回の研究は比較的小規模で、コントラスト感度だけから病気の進行度を判断したり、パーキンソン病を診断したりすることはできません。十分な照明、まぶしさを抑える工夫、太く見やすい文字などは実践しやすい対策です。見え方に変化を感じる場合は「年齢のせい」と決めつけず、眼科や主治医に相談することも大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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