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iPS細胞発見20年 パーキンソン病治療も実用段階へ

京都大学の山中伸弥教授らが2006年にiPS細胞の作製を発表してから20年。日本経済新聞社のイベントで、山中教授と再生医療を進める研究者らが、これまでの成果と次の10年を議論しました。山中教授によると、国内では15を超える病気や外傷を対象に、iPS細胞を利用した再生医療の臨床研究や治験が進んでいます。

パーキンソン病にとって大きな節目となったのが2026年3月です。住友ファーマのiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いる再生医療等製品が、心不全向け製品とともに条件・期限付きで承認されました。iPS細胞を活用した再生医療等製品として世界初の承認例となり、研究中心だった技術が患者への提供を目指す段階へ進んでいます。

イベントでは、患者自身の細胞から作る「マイiPS細胞」、ゲノム編集した細胞、免疫型をそろえた細胞ストックなども紹介されました。さらに心筋、脊髄損傷、脳梗塞、血管性認知症、オルガノイドなど、幅広い領域で研究と臨床応用が進んでいます。

一方、承認されたことと、誰でもすぐに受けられる治療になることは同じではありません。パーキンソン病のiPS細胞治療も対象となる患者の条件があり、安全性や有効性を継続して確認していく必要があります。研究者からは、企業への技術移転、国による継続的な資金支援、事業化を担う人材育成に加え、将来は患者が利用しやすい価格で届けることの重要性も指摘されました。発見から20年を経て、次の焦点は新技術を実際の医療として持続的に届けられるかに移っています。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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