PDニュース 新着

筋肉量の低下で感染症リスク増加 45万人超の研究で判明

加齢とともに筋肉量や筋力が低下する「サルコペニア」が、感染症にかかるリスクを高める可能性があることが、新たな大規模研究で明らかになりました。研究成果は医学誌「MedScience」に掲載されました。

研究では、英国バイオバンクに登録された45万8,332人を対象に、中央値で12年以上追跡調査を実施しました。その結果、サルコペニアの人は健康な筋肉を持つ人と比べて、呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚・軟部組織感染症、さらに重症感染症である敗血症の発症リスクが有意に高いことが分かりました。また、筋肉量が少ないほど感染症リスクが高まる傾向も確認されました。

研究者は、筋肉は体を動かすだけでなく、免疫機能を調節する「マイオカイン」という物質を分泌し、炎症を抑える働きを持つほか、病気と闘うために必要なアミノ酸を蓄える役割も担っていると説明しています。そのため、筋肉量が減ると免疫の働きが弱まり、感染症にかかりやすくなる可能性があります。ただし、この研究は関連性を示したものであり、筋肉量の低下が感染症の直接的な原因であることを証明したわけではありません。

専門家は、サルコペニア予防には週2〜3回の筋力トレーニングと、十分なたんぱく質を毎日の食事でバランスよく摂ることが最も効果的だとしています。50〜60代から筋力を維持しておくことは、将来の病気や手術後の回復力を高めることにもつながると期待されています。

パーキンソン病では筋力や筋肉量の低下が転倒や活動量の減少につながりやすいため、運動療法と栄養管理は病気の進行に関わらず重要です。筋肉を維持することは、感染症予防や生活の質の向上にも役立つ可能性があります。

詳しい内容は元記事をご覧ください。

出典

  • Newsweek (ダニエラ・グレイ(Daniella Gray) / 2026-08-06)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

この記事をシェア

パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン

知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。

App Store Google Play
診断されたばかりの方へ 診断されたばかりの方はこちら。見通し・治療・制度の情報を、読む順にご案内します。