失智症とパーキンソン病の高齢女性、やさしい歯科医療で笑顔を取り戻す
台湾の臺中栄民総合病院湾橋分院で、失智症とパーキンソン病を抱える80歳近い女性に対し、患者に寄り添う「友善医療」と呼ばれる診療が行われました。
女性は認知機能の低下や体の動かしにくさの影響で十分な歯磨きが難しく、長期間にわたり食べかすが残った結果、複数の虫歯や歯肉炎を発症していました。強い歯の痛みから食事量も減少し、生活の質が大きく低下していたといいます。
担当した張志豪(Zhang Zhihao)医師は、すぐに治療を始めるのではなく、まず患者との信頼関係づくりを優先しました。慣れない環境に不安を感じやすいことを考慮し、時間をかけてコミュニケーションを重ねながら、虫歯治療や歯の清掃、口腔ケア指導を段階的に進めていきました。
その結果、女性の口腔状態は大きく改善し、食事がしやすくなったことで笑顔も増えたといいます。現在は定期的な経過観察を続けているとのことです。
パーキンソン病では手の震えや動作の遅れによって歯磨きが難しくなることが少なくありません。また、唾液の減少や飲み込みの問題も虫歯や歯周病の原因になります。口腔の健康を守ることは、栄養状態や誤嚥性肺炎の予防にもつながる重要な取り組みです。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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