グリーンスパン氏死去で注目 パーキンソン病の早期サイン
米連邦準備制度理事会の元議長アラン・グリーンスパン(Alan Greenspan)氏が、パーキンソン病の合併症により100歳で亡くなりました。台湾の自由時報はこの訃報にあわせ、パーキンソン病の早期サインについて紹介しています。
記事では、パーキンソン病は手の震え、動作の遅さ、声の小ささ、歩行のすり足などで知られる神経変性疾患だと説明しています。ただし、こうした目立つ症状が出る前から、脳ではすでに変化が始まっている可能性があります。
特に注目されているのが「転身動作の遅れ」です。ドイツ・キール大学の研究では、51歳から85歳までの933人を対象に、動きを記録するウェアラブル機器を用いて最長10年間追跡しました。その結果、後にパーキンソン病と診断された人では、診断の約8.8年前から転身動作が遅くなる傾向が確認されたとされています。
転身は、まっすぐ歩くよりも複雑な動作です。筋力、バランス、空間認識、脳からの指令が同時に働く必要があります。そのため、運動を調整する神経回路に小さな異常が生じると、手の震えより先に転身のぎこちなさとして現れる可能性があります。
記事ではこのほか、声や表情の変化、手指の震え、腕振りの低下、歩行の不安定さ、細かい歩幅、バランス低下なども段階的に現れる可能性があると紹介しています。また、嗅覚低下、便秘、睡眠中に手足が動く、声が小さくなる、歩行時に片腕を振らないといった症状も見逃されやすいサインです。
パーキンソン病は早く気づくことで、運動療法や生活改善、適切な治療につなげやすくなります。年齢のせいと片づけず、歩き方や転身動作の変化を家族と一緒に観察することが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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