中国で進むパーキンソン病への針灸治療研究
中国メディア「广东健康头条」は、広東省中医院大学城病院で進められているパーキンソン病への針灸治療研究について報じました。
記事によると、同院の寧百楽(Ning Baile)医師チームは、伝統的な針灸理論と現代神経科学を組み合わせ、「調神導気・督脈論治」を中心とした独自の治療体系を構築しているといいます。
パーキンソン病では、震え、筋肉のこわばり、動作の遅さ、歩行障害など運動症状だけでなく、不安、抑うつ、不眠、便秘といった非運動症状も患者の生活へ大きく影響します。
現在の標準治療はレボドパなど薬物療法が中心ですが、長期使用による薬効低下やジスキネジア(不随意運動)も課題となっています。
寧医師は、針灸によって脳への血流や神経回路へ働きかけ、多巴胺神経の機能調整を目指していると説明しています。記事では、統一パーキンソン病評価尺度(UPDRS)で運動機能改善が確認された患者や、抑うつや不安、睡眠障害が軽減した例も紹介されました。
また、重いジスキネジアや抑うつで外出を避けていた患者が、治療後に再び散歩や趣味を楽しめるようになったケースも報じられています。
ただし、針灸によるパーキンソン病治療は補助療法として研究が進められている段階であり、病気を根治する方法として確立されているわけではありません。専門家は、薬物療法や運動療法など標準治療と組み合わせながら慎重に活用する必要があるとしています。
記事は、「症状を抑えるだけでなく、患者の生活の質や尊厳を支えること」が治療の重要な目標だと伝える内容でした。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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