ドパミンは動きを「操らない」──パーキンソン病治療が効く理由を説明する新発見

パーキンソン病では、脳内でドパミンを産生する神経細胞が徐々に失われ、動作が遅くなる、震えが出る、バランスが取りにくくなるといった症状が現れます。
これまでドパミンは、動きの速さや力を細かく制御する「アクセル」のような役割を担っていると考えられてきました。
ところが、マギル大学を中心とする研究チームが、こうした長年の考え方を覆す研究成果を発表しました。
研究は神経科学の専門誌『Nature Neuroscience』に掲載されています。
研究チームはマウスを用い、重りのついたレバーを押す動作中の脳内ドパミンの動きをリアルタイムで測定しました。
光を使ってドパミン神経を瞬間的にオン・オフできる技術を用い、「動作中のドパミンの急激な増減」が運動の速さや力を決めているかを検証しました。
その結果、動作の最中にドパミン量を変化させても、動きの速さや強さにはほとんど影響がないことが分かりました。
一方、レボドパを投…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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