中年期のインフルエンザワクチンはパーキンソン病リスクを上げない──100万人超UKデータで検証

本稿は、40〜50歳でのインフルエンザワクチン接種がパーキンソン病(PD)の将来的リスクを高めるのではないか、という懸念に対し、大規模電子カルテデータで「少なくともリスク増は見えない」ことを示した研究報告を紹介している。
研究は英国のClinical Practice Research Datalink(CPRD)Aurumを用い、1995〜2017年に40〜50歳で接種した群(約61万人)と、同期間に接種が確認されない群(約58万人)を抽出し、最大30年規模で追跡した。
主要結論は、40〜50歳の接種はPD発症リスク上昇と関連しなかった点である。
加えて、接種8年後にPDの推定有病割合が低いという所見が見られ、ワクチンが間接的に保護的に働く可能性が示唆されたが、観察研究である以上、未測定交絡やヘルスケア利用の差などで説明され得るため、著者らは追加検証を求めている。
背景として、感染症(とくにイン…

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