炎症とインスリン抵抗性に挑む新規パーキンソン病治療──BioVieが描く「レボドパ以後」の戦略

BioVieは主力薬bezisterimを中心に、パーキンソン病・Long COVID・終末期肝疾患(腹水)という三領域で開発を進めている。
bezisterimはTNFα産生の中枢に位置するERK/NF-κB経路のうち「炎症性ERK」のみを抑制し、インスリンシグナルに関わる恒常性ERKを温存する点が特徴で、これにより脳内インスリン抵抗性を改善し、残存ドーパミンを有効活用できるという理論に基づく。
前臨床ではレボドパ単剤と同等の運動改善、併用での相乗効果とジスキネジア低減、さらにドーパミン神経の保存が示された。
ヒトPhase II試験でも、レボドパ併用群でUPDRS Part IIIが3点以上改善し、70歳未満では4〜5点の差が確認されたほか、朝の“オフ”症状が約3分の1で改善するという臨床的に注目すべき結果が得られている。
現在進行中のPhase IIb(単剤・初期患者対象)は年内に登録完了予…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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