野鳥が教えてくれた――病と歩く僕の散歩道

朝日新聞Reライフ.net連載「僕はパーキンソン病」から、恵村順一郎さんの最新エッセイ「【エッセイ編・病中閑あり】その31 出会い」。
2021年に早期退職した筆者は、進行期のパーキンソン病で散歩も思うようにできない秋、マンション沿いの桜並木や用水路から届く野鳥の声に励まされます。
筆者が綴るのは三つの出会い。
第一はジョウビタキ。
オスの鮮やかな橙腹と白紋に魅せられ、越冬期に同じ場所で「待っていてくれる」ように見える人懐っこさに心がほどけます。
人に近づくのは愛着ではなく生存戦略――天敵モズを牽制する「人間の近く」という知恵だと理解し、切なさも覚えます。
第二はイソヒヨドリ。
本来は海岸の崖に棲む鳥が、2010年以降、内陸や都市に分布を広げる現象に驚きます。
高層マンションは崖の代替となり、ヒヨドリに起きた「都市鳥」化の先例を踏まえると、人間の環境改変や気候の影響が背景にあるのかもしれないと考えます。
第…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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