高齢者脳テンプレート開発 加齢変化を正確反映

埼玉医科大学脳神経内科の大田一路(Kazumichi Ota)医員らの研究グループは、高齢者の脳形態を正確に反映する新たな標準脳テンプレートを開発したと発表しました。
既存の標準であるMNI152は主に若年〜中年のデータに基づくため、高齢者で顕著な側脳室拡大や皮質萎縮を十分に再現できない課題がありました。
今回のテンプレートは、OASIS-1の高齢者MRI90例をもとに作成し、IXI由来の282例で外部検証を実施。
登録にはN4バイアス補正や強度正規化、頭蓋外除去の前処理後、剛体・アフィン変換、ANTs(SyN)による非線形変換を段階的に用いました。
評価では60歳以上の症例で相関係数(CC)が上昇、平均二乗誤差(MSE)が低下し、特に拡大した側脳室の位置合わせが安定しました。
さらに尾状核、海馬、視床、扁桃体といった皮質下領域でDice係数が1〜4%改善し、局所整合の精度向上が確認されています。
テ…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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