パーキンソン病が疑われる場合に受診すべき診療科
最適な診療科は「神経内科」または「脳神経内科」です。パーキンソン病は、神経の異常による運動障害を引き起こす病気のため、専門的な診察が必要です。
✓監修 池中 建介・大阪大学 神経内科学講座受診する診療科の選び方
神経内科(または脳神経内科)— 最も適した診療科
パーキンソン病や他の神経疾患(パーキンソン症候群、認知症など)を専門に診る科。専門的な診察や画像検査が可能です。
他に受診する可能性がある診療科
脳神経外科
- 主に脳の手術や脳卒中・脳腫瘍を診るが、パーキンソン病の治療を行う場合もある。
- 脳深部刺激療法(DBS)などの手術が必要な場合、紹介されることも。
内科・総合診療科
- 「どの科を受診すればいいか分からない」場合の窓口として。
- 一般的な検査は可能だが、専門的な診断・治療は脳神経内科が適しているため、内科を通じて神経内科を紹介されることが多い。
受診のタイミング
次のような症状がしばらくの間続く場合、早めに神経内科を受診しましょう。
- 手足の震え(特にじっとしているときの震え〈静止時振戦〉)
- 歩幅が小さくなり、足をすりながら歩く
- 方向転換がスムーズにできない
- 片側の手足の動きが鈍くなる
- 表情が乏しくなった、声が小さくなった
- 便秘や嗅覚の低下、夜中に大声を出すなどの睡眠障害がある
パーキンソン病は早期発見・早期治療が重要なため、「年齢のせいかな?」と思わずに受診を検討しましょう。
受診の流れ
1かかりつけ医(内科など)で相談(紹介状をもらう)
2神経内科を受診(専門的な診察、画像検査など)
3診断・治療開始(薬物療法・リハビリなど)
直接「神経内科」に予約しても大丈夫です。ただし、大きな病院では紹介状が必要なこともあるため、事前に確認しましょう。
まとめ
- パーキンソン病が疑われる場合、最適な診療科は「神経内科(脳神経内科)」。
- 総合病院の「内科」でも相談可能だが、最終的には神経内科を紹介されることが多い。
- しばらく続く運動症状(震え・歩行異常など)や非運動症状(便秘・嗅覚低下・夜中に大声を出すなど)がある場合は受診を検討。
早期診断・早期治療が重要。「歳のせい」ではなく、専門医に相談することが大切です。
医療監修 池中 建介/大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学講座
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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