コラム

『“早期診断”の最前線』 第7回

野田

池村先生、これまでの回では、デジタルバイオマーカーによって“兆候”をとらえることができるようになってきたという話をうかがってきました。今回はそれが「スクリーニング」や「治験参加者のリクルート」にどう活かされるか、というお話ですね。

池村

はい。これまでパーキンソン病は、「症状が出てから」診断されていましたが、今は発症前に“高リスク者”を特定することが可能になりつつあります。これは、治療のタイミングを前倒しにできるだけでなく、疾患修飾療法(病気の進行を遅らせる治療)の治験においても、非常に重要な意義を持ちます。

野田

その「高リスク群」とは、たとえばどういった方を指すのでしょうか?

池村

代表的なのが、iRBD(特発性レム睡眠行動障害)と呼ばれる状態にある方々です。iRBDの方は、将来的にパーキンソン病やレビー小体型認知症などへ移行する確率が非常に高いことが知られています。

野…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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