『“早期診断”の最前線』 第6回
第6回:「多面的デジタルバイオマーカー統合の最前線──歩行、音声、指、心拍を組み合わせる意義」
池村先生、ここまで5回にわたって、歩行・音声・指先・心拍と、パーキンソン病の早期兆候を捉えるさまざまなアプローチを紹介していただきました。
今回はいよいよ、それらを「どう組み合わせるか」というお話ですね。
今回はいよいよ、それらを「どう組み合わせるか」というお話ですね。
はい。
今まさに注目されているのが、複数のバイオマーカーを組み合わせた“マルチモーダル解析”です。
パーキンソン病というのは非常に多様な症状を持つ疾患で、「この1つを見れば絶対にわかる」という単独の指標では限界があります。
今まさに注目されているのが、複数のバイオマーカーを組み合わせた“マルチモーダル解析”です。
パーキンソン病というのは非常に多様な症状を持つ疾患で、「この1つを見れば絶対にわかる」という単独の指標では限界があります。
たしかに、前回の心拍変動(HRV)でも「感度は高いが特異度には限界がある」という話が出ましたよね。
まさにそこです。
例えば、歩行データだけでは「運動不足」との違いがわかりにくい。
音声だけでは「風邪の影響」などと見分けがつかないこともある。
だからこそ、それぞれの弱点を相互補完するかたちで組み合わせることで、より正確な診断予測ができるようになるわけです。
例えば、歩行データだけでは「運動不足」との違いがわかりにくい。
音声だけでは「風邪の影響」などと見分けがつかないこともある。
だからこそ、それぞれの弱点を相互補完するかたちで組み合わせることで、より正確な診断予測ができるようになるわけです。
具体的には、どんな取り組みがあ…
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