コラム
『“早期診断”の最前線』 第6回
池村剣之介
公開 2026年3月8日
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野田 池村先生、ここまで5回にわたって、歩行・音声・指先・心拍と、パーキンソン病の早期兆候を捉えるさまざまなアプローチを紹介していただきました。今回はいよいよ、それらを「どう組み合わせるか」というお話ですね。
池村 はい。今まさに注目されているのが、複数のバイオマーカーを組み合わせた“マルチモーダル解析”です。パーキンソン病というのは非常に多様な症状を持つ疾患で、「この1つを見れば絶対にわかる」という単独の指標では限界があります。
野田 たしかに、前回の心拍変動(HRV)でも「感度は高いが特異度には限界がある」という話が出ましたよね。
池村 まさにそこです。例えば、歩行データだけでは「運動不足」との違いがわかりにくい。音声だけでは「風邪の影響」などと見分けがつかないこともある。だからこそ、それぞれの弱点を相互補完するかたちで組み合わせることで、より正確な診断予測ができるようになるわ…
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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