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『“早期診断”の最前線』 第5回
コラム 2026年3月4日 池村剣之介

『“早期診断”の最前線』 第5回

第5回:「心拍変動(HRV)が示すパーキンソン病前駆期のサインとは?」

野田
池村先生、これまで「歩行」「音声」「指先の動き」と見てきましたが、今回は「心拍」に注目するんですね。
心臓の動きからパーキンソン病がわかる、というのはちょっと意外でした。
そう感じる方も多いと思いますが、実はパーキンソン病は“自律神経の病気”としての側面もあるんです。
特に発症初期から、便秘や起立性低血圧、発汗異常といった自律神経症状が出やすく、その変化をとらえるのがHRV──心拍変動(Heart Rate Variability)なんです。
池村
野田
HRV、つまり「心拍リズムのばらつき」を見るんですね。
はい。
自律神経が正常に働いていると、心拍の速さは1拍ごとに微妙に変化しています。
それがリズムよく“ゆらいでいる”状態です。
ところが、自律神経機能が低下すると、この変動が小さくなってくる。
パーキンソン病では、この“ゆらぎの減少”がかなり早い段階から始まっていることがわかってきました。
池村
野田
具体的な研究事例はありま…

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