コラム

『“早期診断”の最前線』 第4回

野田

池村先生、前回は音声解析による診断のお話を伺いましたが、今回は「指先の動き」に注目するんですね。スマホのタップ動作まで、診断に使える時代とは驚きです。

池村

まさに、技術の進化がもたらす新しい視点ですね。パーキンソン病では、指先の細かい動き(巧緻性)の低下や運動の遅れ(運動緩慢)が初期から現れることが知られています。これらはごく軽微で、本人も気づかないレベルの変化ですが、スマートフォンやタブレットで正確にとらえることが可能になってきています。

野田

それは具体的にどういうテストなんでしょう?

池村

一番シンプルなのは、指タッピングテストです。画面上の2点を交互に連打するような課題で、速度やリズムの乱れ、反応時間などを記録します。たとえば、米国のmPowerスタディという大規模研究では、音声やバランスなど複数のタスクを組み合わせた中でも、この指タッピングが最も有効な予測因子のひ…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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