AMIのつぶやきVol.7 『やりたいこと』がリハビリを変えたCさん

最初は「やらされている」リハビリだったCさんとの初回面談で、私は驚くほど短い言葉しか返してもらえませんでした。
「歩く練習、頑張りましょう」「はい」。
「手の動きを良くしていきましょう」「はい」。
でも、その「はい」には全く力がこもっていませんでした。
後でご家族にお話を伺うと、Cさんは元々とても活動的な方で、定年退職後も地域のボランティア活動に熱心に取り組まれていたそうです。
特に、近所の子どもたちに将棋を教えることが何よりの楽しみだったとのこと。
しかし、手の震えがひどくなり、駒を思うように動かせなくなってからは、将棋から遠ざかってしまわれていました。
そこで私は、従来の機能訓練とは違うアプローチを試してみることにしました。
「Cさん、私、将棋のルールがよくわからないんです。
教えていただけませんか?」この一言から、Cさんの表情が少しずつ変わっていきました。
「教える」ことで取り戻した自分らしさ…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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