睡眠中に叫ぶ・蹴る症状 MRIでパーキンソン病リスク評価へ
睡眠中に大声を出したり、腕を振り回したり、蹴ったりする「レム睡眠行動障害」は、パーキンソン病などの神経変性疾患に先立って現れることがあります。韓国の研究チームは、レム睡眠行動障害の患者66人と健常者30人を対象に、放射線を使わない神経メラニン感受性MRIを調べました。患者のうちPET検査でドーパミン神経の異常が確認された37人では、健康な人と比べ、神経メラニンを反映するMRIの領域や信号が減少していました。一方、PETが正常だった29人では、健康な人との明確な差は確認されませんでした。
この研究で期待されているのは、MRIだけで将来のパーキンソン病を診断することではなく、より詳しいPET検査が必要な人を事前に絞り込む使い方です。神経メラニンMRIには放射線被ばくがなく、繰り返し検査しやすい利点があります。ただし、研究期間中に実際にパーキンソン病へ進行した人は2人だけで、将来の発症をどの程度予測できるかはまだ分かっていません。また、睡眠中の寝言や動きがある人すべてに高い発症リスクがあるわけでもありません。大声を出す、殴る、蹴るなど夢の内容に合わせた激しい動作が繰り返される場合は、自己判断でパーキンソン病と結び付けず、睡眠や神経の専門医に相談することが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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