パーキンソン病患者のがん手術、専門家が語る判断のポイント
米Daily Pressの医療相談コラムで、パーキンソン病と膵臓がんを抱える78歳男性の治療選択について専門医が回答しました。
男性は2022年にパーキンソン病と診断され、2025年にはステージ1の膵臓がんが見つかりました。現在は化学療法を受けていますが、手術を受けるべきか、それとも放射線治療を選ぶべきかで家族が悩んでいるという相談です。
担当の膵臓外科医は手術後に介護施設での生活が必要になる可能性を指摘し、手術に慎重な姿勢を示していました。一方でパーキンソン病の主治医は、病気そのものが手術の大きな障害にはならないとの見解を示しています。
これに対し医師のキース・ローチ(Keith Roach)氏は、一般的な膵臓がんでステージ1の場合、根治を目指せる可能性があるため通常は手術が重要な選択肢になると説明しました。また、放射線治療だけでは十分な治癒効果が期待しにくいケースも多いと指摘しています。
ただし、患者が重度の肥満であることや、実際のがんの種類が一般的な膵臓がんではなく神経内分泌腫瘍など別のタイプである可能性も考慮すべきだと述べました。そのため、現在の治療方針については腫瘍内科医と十分に相談し、必要であればセカンドオピニオンを求めることを勧めています。
今回の内容は個別症例への助言ですが、パーキンソン病患者が別の重大な病気を抱えた場合でも、「パーキンソン病だから手術できない」と単純に判断するべきではないことを示しています。
高齢化に伴い、パーキンソン病とがんを併発する患者は今後さらに増えると考えられます。重要なのは病気ごとのリスクだけでなく、患者本人の体力や生活の質、治療によって得られる利益を総合的に評価することです。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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