パーキンソン病薬がうつ症状改善に役立つ可能性
中国の新浪财经は、パーキンソン病治療薬として使われてきたプラミペキソールが、うつ病の重要な症状である「快感消失」に効果を示したとするNature Medicine掲載の研究を紹介しました。
快感消失とは、以前は楽しいと感じていた食事、趣味、人との交流などに喜びや意欲を感じにくくなる症状です。単なる気分の落ち込みではなく、抑うつ症状の中でも治療が難しく、生活機能の低下や自殺リスクの上昇とも関係するとされています。
研究では、重性うつ病または双極性障害と診断され、強い快感消失を持つ85人を対象に、通常の抗うつ薬に加えてプラミペキソールまたは偽薬を9週間投与しました。その結果、プラミペキソール群では快感消失の評価尺度が偽薬群より大きく改善しました。
さらに、活動量計のデータでは軽い身体活動が増え、機能的MRIでは報酬を期待するときの腹側線条体の活動が保たれていることも確認されました。これは、薬が患者の主観的な気分だけでなく、行動や脳の報酬系にも作用している可能性を示しています。
副作用として睡眠障害、吐き気、めまいなどが報告されましたが、多くは軽度から中等度で、用量調整により管理可能だったとされています。
プラミペキソールはドパミン受容体に作用する薬で、パーキンソン病では運動症状の改善に使われてきました。今回の研究は、同じドパミン系の働きが、うつ病の意欲や喜びの回復にも関わる可能性を示した点で注目されます。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。