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Crexont切り替えで良好な運動時間が3時間以上増加

パーキンソン病患者を対象とした第4相臨床試験「ELEVATE-PD」の中間解析結果が発表され、徐放性カルビドパ・レボドパ製剤「Crexont(IPX203)」へ治療を切り替えた患者で、運動症状の改善が確認されました。

パーキンソン病では、薬が効いている「ON時間」と効果が切れる「OFF時間」が繰り返される運動変動が大きな課題となります。特に病気の進行とともに薬効の持続時間が短くなり、日常生活に支障をきたす患者が少なくありません。

今回の解析には214人の患者が参加しました。平均年齢は67.1歳で、即放性カルビドパ・レボドパ製剤やCOMT阻害薬併用療法、あるいはRytaryを使用していた患者が対象となりました。

その結果、Crexontへ切り替えて6週間治療した患者全体で、「良好なON時間(Good ON Time)」は1日平均3.26時間増加しました。一方で、症状が現れる「OFF時間」は平均3.13時間減少しました。また、MDS-UPDRS(国際的なパーキンソン病評価尺度)のスコアも改善し、運動機能の向上が確認されました。

治療前の薬剤別に見ても同様の傾向が認められました。即放性カルビドパ・レボドパから切り替えた患者では良好なON時間が3.36時間増加し、Rytaryから切り替えた患者でも3.03時間増加しました。研究者らは、これらの結果が薬剤の種類にかかわらず一貫して得られた点を重要視しています。

副作用については、めまい(8.2%)、転倒(6.9%)、吐き気(6.5%)、ジスキネジア(6.5%)、幻覚(3%)、頭痛(3%)などが報告されましたが、多くは軽度から中等度でした。

今回の研究は実際の診療現場に近い環境で行われた試験であり、Crexontがより安定した症状コントロールを提供できる可能性を示しています。特に日中の活動時間を増やし、薬効の切れ目による不自由な時間を減らせることは、多くの患者にとって大きな意味を持つと考えられます。

ただし今回の結果は中間解析であり、今後さらに長期的な有効性や安全性の評価が必要です。進行期のパーキンソン病で問題となるウェアリングオフ対策の選択肢として、今後の追加データが注目されます。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • Healio (Kristen Dowd (Kristen Dowd) / 2026-06-16)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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