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脳幹の新領域刺激で歩行改善の可能性
PDニュース 海外 2025年6月7日 ScienceDaily 音声あり

脳幹の新領域刺激で歩行改善の可能性

従来の脳深部刺激とは異なる脳領域「下丘」の刺激により、パーキンソン病患者の歩行機能が改善する可能性が示されました。

ドイツのルール大学ボーフムとマールブルク大学の研究チームは、パーキンソン病患者の歩行障害に対する新たな治療法として、脳幹の「下丘(inferior colliculus)」への刺激が有効である可能性を明らかにしました。
下丘は本来、聴覚処理を担う領域であり、パーキンソン病の進行による影響を受けにくいとされています。
研究では、遺伝子操作により神経細胞に光感受性タンパク質を発現させ、光ファイバーで特定の細胞を精密に刺激できる「光遺伝学」を用いて、ラットにおける下丘の刺激を実施。
その結果、運動中枢である中脳運動領域(MLR)が活性化され、歩行障害の回復が確認されました。
電気刺激とは異なり、光刺激は周囲の神経を巻き込まず、対象細胞のみに作用するため、より高精度な治療法となる可能性があります。
電極による多点記録により、神経細胞の反応は平均4.7ミリ秒の遅延で伝わり、明確な機能的接続が示唆され…

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