脳内「信号機」が動作の開始と抑制を調整

スイス・バーゼル大学とフリードリッヒ・ミーシャー生物医学研究所(FMI)の研究者らは、脳の深部に位置する大脳基底核が、動作を許可するだけでなく、極めて正確に抑制もしていることを、マウス実験を通じて明らかにしました。
これまで大脳基底核は「ブレーキ」のような役割とされてきましたが、今回の研究では、動作に応じてその信号がダイナミックに切り替わる「信号機」のような役割を果たしていることが示されました。
研究の焦点は黒質網様部(SNr)で、ここから脳幹の運動中枢に信号が送られます。
SNr内の神経細胞は、動作の各段階—手を伸ばす、物をつかむ、引く—ごとに活動が異なり、特定のタイミングで活動を増減させることが分かりました。
さらに、光遺伝学的手法でこれらの神経を操作すると、動作そのものが停止することも確認されました。
こうした精密な神経活動の仕組みは、パーキンソン病や舞踏病といった運動障害の理解と治…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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出典

  • ScienceDaily (シルビア・アルバー(Silvia Arber) / 2025-05-28)
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