パーキンソン病の脳でタウ蓄積を高感度に検出
パーキンソン病の脳内では、αシヌクレインという異常タンパク質が注目されてきましたが、新たな研究は「タウ」と呼ばれる別のタンパク質にも重要な役割がある可能性を示しました。研究チームは、パーキンソン病を含む死後脳29例について、6つの脳領域を単一分子解析と超解像イメージングで詳しく調べました。
その結果、従来の染色検査ではほとんど見つからなかった高強度のリン酸化タウ凝集が、運動調節に関わる被殻で確認されました。さらに、認知症を伴うパーキンソン病患者では、認知症のない患者よりタウの蓄積が多い傾向が示されました。一方、この高感度解析では、パーキンソン病だけに特有といえる微小なαシヌクレイン凝集の集団は確認されませんでした。
今回の結果は、パーキンソン病の症状や進行が一つのタンパク質だけで決まるのではなく、複数の病理が重なって生じる可能性を示しています。特に認知機能低下との関係を明らかにできれば、将来の分類や治療標的の検討につながるかもしれません。ただし、死後脳を用いた基礎研究であり、診断や治療に直ちに使える段階ではありません。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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