JAMA研究 大気汚染がレビー小体型認知症と認知症を伴うパーキンソン病に関連
デンマークの研究チームは、65~95歳の約210万人の健康データをもとに、長期間の大気汚染への曝露とレビー小体型認知症、認知症を伴うパーキンソン病(PDD)との関連を調べました。その結果、微小粒子状物質(PM2.5)や二酸化窒素(NO2)の濃度が高い地域に住む人ほど、これらの疾患と診断される可能性が高いことが報告されました。特にPM2.5との関連が強く示され、レビー小体型認知症でより顕著な傾向がみられました。
研究者は、微小粒子が肺から血液を介して脳へ影響し、慢性的な炎症や酸化ストレスを引き起こす可能性があると考えています。また、動物実験ではPM2.5への長期曝露によってαシヌクレインの異常な蓄積や認知機能低下が確認されており、今回の結果を裏付ける可能性が示されています。
一方で、この研究は観察研究であり、大気汚染がレビー小体型認知症や認知症を伴うパーキンソン病の直接的な原因と証明したものではありません。喫煙、食生活、運動習慣、職業上の曝露など、すべての要因を完全に評価することはできていません。
それでも、大気汚染は政策や生活環境の改善によって減らすことが可能な環境要因の一つです。交通や産業からの排出対策を進めることは、呼吸器や循環器だけでなく、将来的な脳の健康を守る取り組みにもつながる可能性があり、今後の研究が期待されています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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