脳信号を読み自動調整する新型DBSで歩行改善
中国・南京鼓楼医院は、脳の状態をリアルタイムで読み取り、電気刺激を自動調整する閉ループ型の脳深部刺激療法を、71歳のパーキンソン病患者に実施しました。患者は8年前に診断され、薬を服用しても、すくみ足や体のこわばり、前方へ倒れ込みそうになる歩行障害が進み、外出や旅行を諦めていました。
新しい装置は、脳深部の電気信号をミリ秒単位で測定し、異常な神経活動に応じて刺激の強さや頻度を変えます。一定の刺激を送り続ける従来型とは異なり、歩行中や休息中など、その時々の状態に合わせて「自動でギアを切り替える」仕組みです。装置の作動後、患者のこわばりと歩行の不安定さは明らかに軽減しました。
ただし、今回の改善は一人の治療例であり、すべての患者に同じ効果が得られるとは限りません。手術の適応や期待できる症状は、年齢、認知機能、薬への反応などを含めて慎重に判断する必要があります。一方、日常の変化を脳信号から捉え、刺激を細かく調整できる技術は、より負担の少ない個別化治療につながる可能性があります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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