レボドパの効果を高め副作用を減らす新薬候補が前進
パーキンソン病治療の中心となっているレボドパは、多くの患者さんの運動症状を改善する一方、長期間の使用によって体が勝手に動いてしまう「ジスキネジア(不随意運動)」が現れることが大きな課題となっています。
米国のバイオ企業Sinopia Biosciencesは今回、ドーパミン受容体の下流で働く「PKA-II」というシグナル伝達タンパク質を調節する新しい治療候補「SB-0110」の前臨床データを発表しました。
サルを用いたパーキンソン病モデルでは、SB-0110をレボドパと併用することで、レボドパによる運動機能の改善効果が高まると同時に、ジスキネジアの重症度が大きく低下しました。研究チームは、従来の補助療法とは異なる新しい作用機序による治療戦略だと説明しています。
この候補薬はAIや機械学習、オミクス解析を活用した創薬プラットフォームから見つかったもので、現在は最終段階の毒性試験が進められており、2027年に初めて人を対象とした臨床試験が開始される見通しです。
もし実用化されれば、「症状を抑えると副作用が増える」という長年の課題を改善できる可能性があります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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